こんにちは北18条鍼灸整骨ヨコヤマ治療院です!いつもブログを拝見頂きありがとうございます!
当院には腰痛に悩む患者様が多く来院されます。
その中でも前屈(お辞儀の動き)で腰の真ん中、もしくは左右どちらかが痛いという症状をよく診ます。
まず前屈をすると体になにが起こっているのでしょうか。
前屈すると関節や椎間、筋肉・筋膜が過剰に伸ばされ負担がかかります。腰の骨の間には椎間板といわれるクッションがありますが、前屈になるとそのクッションが圧迫され痛みがでる事もあれば、筋肉や筋膜が普段から休まらず固まり急に伸ばされることに対応できず痛みとして認識されることもあります。
例えば正しい姿勢で立った時の腰への負担を1とすると、椅子に座った時は1.5倍、デスクワーク時では1.8倍となるともいわれており、通常通り生活している場合でも負担はかかります。
さらに猫背になっている場合は腰にさらに負担が増すということですね>_<
その中ぎっくり腰を経験したことがある方は大体このように発症します!
●洗顔などで前かがみになるとき ●長時間座っているとき ●床のものを持ち上げようとしたとき ●くしゃみをした時 ●台所で作業している時にほぼ発生していることが多いです。
どの状態も前屈している状態に近いです!
しかし同じ腰痛でも一人一人原因は違います。不良姿勢なのか柔軟性の欠如なのか、筋力低下なのかそもそも腰の骨の形態異常なのか。。。
その為このストレッチやトレーニングをしているから改善されるというのはないと考えています。それがたまたま当てはまれば症状は軽くなりますが、そうでない方は多いと思います!
当院では前屈時の検査をいくつか行うことでどこに原因があるかを判断しています。
前屈で痛みがある場合は上半身で痛みがあるのか、下半身で痛みがあるのかをまず検査します。
この場合は実はとてもシンプルで前屈に制限をつける事で確認することができ、
立った状態か座った状態で前屈を試めす検査があります。
立った状態で前屈した時痛みがある時は下半身に原因があると判断します。それは下半身 特にハムストリングスという筋肉が縮こまり骨盤の動きを妨げられて痛みがでるケースがとても多いです。その為骨盤がうまく動かない代わりに腰が必要以上に曲げて負担をかけている
次に座った状態で前屈をして痛みがない場合は下半身のみの原因ですが、痛みがある場合上半身にも原因がある可能性があります。その場合は肩から痛みがあるのか胸の骨から原因があるのか確認しなければなりませんが、このように上半身か下半身か判断はできます!
一人一人腰痛の原因は違うため、セルフケアで痛みがなくなれば一番よろしいですが、注意が必要な腰痛もお伝えしておきます。
注意する前屈時の腰痛
まるか脚にしびれや、脱力感がある ●3日以上痛みが続く、痛みが強くなっている
このような症状の腰痛はセルフケアでは改善は難しく、医療機関に早めに受診することをおすすめします!
医療機関では主に施術やリハビリを行います。
施術やリハビリは何をするか気になる方もいらっしゃるかと思います。簡単に説明すると
施術では関節や動きを正常通りのところまで誘導したり、筋膜や筋組織が過緊張しているならば弛緩するように指圧・マッサージを行います。
リハビリも関節の可動域が狭くなっていれば拡大するストレッチを指導したり、機能不全、使えていない筋肉があれば使えるように筋トレを指導します。
前屈で腰を痛む患者さんは大体が太ももの裏やお尻が固くなるので骨盤も後ろに後傾していることが多いので普段の座っている状態や姿勢の修正も必要ですね!
慢性的な症状でも同じ内容で施術、リハビリすることで改善する可能性が高いので
前屈した時痛みがある方は相談しましょう